遺構から街は生きていると感じた話

ITコーディネータの吉田聖書よしだみふみです。

今回は仕事に関する内容ではなく、
趣味というか個人的に関心のある
街の変遷についての話題です。

私が良く訪れる街に、
都会には似つかわしくない
広大な空地があります。
そこには駐車場とレンタカー屋があり、
それ以外に何もない。
駐車場も整備されているところもありましたが、
未整備というか駐車場にしては
あまりにも不自然な土地があり、
違和感がありました。

駐車場にしておくのはもったいない。
これだけの広い土地なら商業ビルを建てる
というのが普通の考えではないか。
そうしないのは
それなりの理由があるのではないか
そのように考えていました。

(写真はイメージです)

ところがある日、
駐車場が閉鎖。
(もちろん事前に予告がありました)
続いてレンタカー屋も閉店しました。
ほどなくして
レンタカー屋の事務所も撤去され、
そこにはかつての別の施設だった時の
おそらく当時のままの門が現れました。

そこには木製の銘板が掲げられていましたが、
文字はほとんど消えて読めませんでした。
ただ、うっすらと、
そこが自治体の施設であったことを伺える
文字の形を読取ることが出来ました。

おそらく学校か自治体職員の寮だったのでは、
と思ってWebで検索してみたところ、
当たりでした。
そこはかつて小中学校だった
ということが分かりました。
そして検索結果の中には、
そこの卒業生が書いたと思われる記事も。

以前の施設だった時の写真も見つかり、
門がそのままの形で写っていました。
駐車場に残されていた不自然な形は
遺構というか、古い建物が建っていた場所
だったということが分かり納得しました。

あと、たまたま30年くらい前の地図が
手元にあったのでその場所を調べたところ
普通に小中学校となっていました。
その地図が出されてから現在までのどこかで
統廃合されてしまったのでしょう。

そして駐車場とレンタカー屋が
閉鎖されたということは
おそらくこれから大規模な再開発が
始まるのかもしれません。

私は廃墟や廃線もさることながら、
遺構あるいはそれが感じられる物件に興味を持ちます。
現役の施設でも、
使われなくなった機能が
何らかの形で残されていることもあり、
ここはかつてどうだったのかな、
どのような人が利用していたのかな
と思いを巡らせると、
ちょっとしたワクワク感を覚えます。

過去があって今がある。
そういう背景や経緯を知ることで
より豊かな気持ちで
その場所を味わうことが出来るからです。



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