これから必要とされるレジリエンスの育て方とは

ITコーディネータの吉田聖書よしだみふみです。

このストレスフルな今の社会において、
心の病に罹ってしまったり
あるいは自ら命を絶ってしまったり
といったニュースが
珍しくなくなってきました。

よく、心が折れるという表現をしますが、
困難な状況に屈せず、立ち直る、回復する力を
レジリエンスと最近では言うようです。
みなさん聞いたことはあるでしょうか。

去る9月1日から2日にかけて
いつもお世話になっている
日本システムアドミニストレータ連絡会
(通称、JSDG)の
全国大会が開催され、
2年ぶりに参加しました。

今回のテーマは
最近時々耳にするレジリエンス。
ここでは「折れない心」と表現していました。

基調講演の講師は
アカネアイデンティティズ株式会社の
加藤茜愛さん。
全日空の元CA(しかも伝説のCA)
というキャリアをお持ちの方です。

飛行機を利用すると
CAというのは笑顔を絶やさず
素敵な仕事だよなあと
いつも感心させられますが、
もちろん聖人君子ではないので
一方で辛い思いもしているんだろうなと
心の片隅で思っていました。
ですので、内に溜まったものを
どうやって吐き出しているのか
ということを伺うことが出来たのは
私にとって貴重でした。

加藤さんは
「言いにくいことを言わずに相手を動かす魔法の伝え方」
という書籍も出版されており
現在は主に講演活動をされているとのことです。

今回の基調講演の中で、
ご自身の過去の体験、
それもかなり重い部類の体験
――ただ、ご自身では消化されているため
重いと感じていらっしゃらないようで――
とそこから学んだことを
レジリエンスというキーワードに絡めて
お話ししてくださいました。

  • ジャッジしないで事実をありのままに受け止める
  • 感情的に反応しないで理性的に対応する
  • 欠点にばかり目が行きやすいが欠点ばかり見ない
  • 自分の思考の癖を知って手を打つ

といった具体的なアドバイスが心に残りました。

休憩時間を挟んで
次は会員発表ということで
私が登壇いたしました。

私の発表のタイトルは
「逆境~弱い時こそ強い~」
です。
2日目にもう一方会員発表があったのですが、
(私は都合により参加できず)
加藤さんを含め、3人とも
タイトルに「逆境」という単語を
入れていたことが印象的でした。

私の発表は、
主に今現在のICとしての働き方の満足度、
会社員時代の不満と心が折れそうな出来事、
そして、逆境に強くなるヒントとして
私が過去に読んで支えられた書籍を紹介しました。

発表時間は45分で、
短かったという声もいただきました。
私も最初そう思ったのですが、
このテーマはしゃべろうと思えば
いくらでもしゃべれてしまうので、
しゃべる本人は良くても
聴いている方は辛いんじゃないかと思い、
敢えて短めに時間を設定しました。

その他にも肯定的なフィードバックをいくつかいただき
私自身もとても励みになりました。

実は、全国大会の幹事から
この発表の依頼をいただいた際には、
引き受けるべきか躊躇しました。
というのも、基調講演の後に続く発表であり、
しかもテーマがテーマですので、
基調講演と正反対のことを発表してしまったら
講師の顔を潰してしまうことに
なりはしないかと思ったからです。

ですが、加藤さんの講演を拝聴して
それは全くの杞憂だったと分かりました。
私の発表内容とも多くの類似点があったのです。

きっと、レジリエンスというのは
誰でも突き詰めていけば
一つの原理に到達する領域なのではないか
と考えています。

スピリチュアルというのは、
論理的だけれど科学的ではない、
科学ではまだ解明されてはいないけれど
確かに存在する領域です。

レジリエンスもその一つなんだなと
この全国大会を通して感じました。



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