サーバ移転の一部始終

久しぶりの投稿になりました。弊社では、このブログを含めてWebサイトを3本運営しています。いずれもCMSを利用していますが、製品やバージョンがバラバラで、しかも今話題のPHPのバージョンを上げるとテンプレートが動作しないという問題があるため、10年近く騙し騙し使っていました。

しかし、さすがにセキュリティ上よろしくないということで、1年ほど前にサーバの移転を決意し、新しいサーバを契約しました。単純に新しいサーバを借りてCMSでサイトを構築するだけであれば大した時間はかからないのですが、テンプレートの問題がありました。3サイトのうち2つは、とある専用のデザインソフトを使って作っていましたが、その製品は開発が終了していました。そしてもう1つはこのブログで使っていたものですがフリー素材のテンプレートでしたのでバージョンアップはありません。開発元も既に存在しないようでした。ですので同じテンプレートを使い続けることはできません。サーバの移転作業は、新しいテンプレートを作る…もっと言うとデザインソフトを探すところから始まりました。

デザインソフトは選択肢があるようで、使い勝手の面を含めるとそこまで選択肢はありませんでした。今まで使い慣れたものと全く同じソフトは存在しないので、できるだけ近いものをということで1つ選びました。新しいソフトはまず操作方法を理解するところから始まります。今まで使っていたソフトとは考え方が違うので、「あの設定がどこでできるのか」を探すのに時間がかかります。この時点で昨年中に移転を完了することを諦めました。

この探索活動には時間がかかるので、まとまった時間が必要です。サーバの移転作業もなかなか進捗せず、今年も半分に差し掛かった頃、サーバの負荷が上がったというアラートメールが来まして、サイバー攻撃により弊社のWebサイトが改竄されていることが判りました。これは大変です。サーバをバックアップから戻しつつ、移転作業も急いで進めなければいけなくなりました。

ところが、新しく購入したデザインソフトで一通りテンプレートを作り上げていざ公開しようとすると思うように表示されない。それはそのデザインソフトの制約だったのですが、その部分はどうしても譲れず、ほぼ完成しかけていたテンプレートと購入したデザインソフトは破棄することにしました。結局、デザインソフトは、以前使って手に馴染んでいたソフトの事実上の後継製品を使うことにしました。使い勝手は異なるもののそこはグッと我慢し、生成AIの力を借りながら急ピッチで作業を進めます。

先行してメールサーバは新サーバに切り替えが済んでいまして、Webサイトも順次新サーバに切り替えていきました。そして先日、サーバを移行しようと決めてから約1年、改竄被害に遭ってから約4か月、ようやく全てのサイトを移行し終えました。おかげさまでこのブログも最新のPHP、最新のCMSで運営できるようになりました。これで心置きなくブログの執筆を再開できます。

それにしても、一連の対応で、生成AIの力を強く実感しました。特にサイバー攻撃への対応は、生成AIが大きな助けになりました。普段からインフラに触っているエンジニアならともかく、そうではなく、しかも数年ぶりにインフラに触るような状況でしたので、生成AIが無かったら複数のサイトを自力で調べる必要があるので、ここまで素早くはリカバリーできなかったと思います。