「捨てる!」技術は単なる生活の知恵にあらず

今日はIC協会の12月度セミナーが開催され、参加してきました。テーマは『「捨てる!」技術2010-SOHOオフィス編』ということで、家事セラピストとしてご活躍されている辰巳渚さんがご講演をされました。辰巳さんといえば、10年前にベストセラーになった『「捨てる!」技術』の著者としても有名ですよね。その著者から直接生の声を聴けるということで楽しみにしていました。辰巳さんによると、捨てる…のブームは直ぐ終わるだろうと思っていたそうです。でも10年経っても解決されていない。実際今年も「断捨離」(だんしゃり)なんていうのが流行ったりしましたよね。

セミナーの構成は最初の30分で自己紹介&イントロダクション。残りの時間で2班に分かれてのワークショップを行いました。自己紹介では、辰巳さんが現在行っている活動について、具体的な事例を交えながらお話ししてくださいました。ワークショップでは、各自が家庭やオフィスで片付けたくて気になっている場所を一つ選び、その様子を絵と文章で記述し、グループ内で発表し合います。そして他の人の発表を聴いて気になった点を抽出して、そのキーワードを付箋紙に書き出して共有して行きます。それをKJ法を使ってグループ化して分析をしていきました。最後は時間が足りなくて分析し切れませんでしたけど、それぞれの班がそれぞれの結果を発表しあい、最後に辰巳さんからの総評と参加者からの質疑応答という形でお開きになりました。

辰巳さんは本を書くことよりも講義をすることよりもワークショップに重点を置いているそうです。というのも、ワークショップは体験型の学習ということで、自分の中から答えを導き出そうとするプロセスであり、当たり前の原理原則を自分の中で納得するプロセスだからとのことです。今の若い方はすぐ結論に飛びつく。でも結論に至る紆余曲折を経る事が、人の力――特に考える力を伸ばしてくれるのだということを改めて認識させられました。

最初期待していたのとは異なり、予想に反して人間の本質に迫る内容だったので大変勉強になりました。後半の講義は時間の都合で省略されてしまったので、ぜひ続きを聴きたいと思います。辰巳さんはあちこちでワークショップを開催されているそうですので、機会があれば皆さんもぜひ参加してみて下さい。


辰巳渚オフィシャルサイト
http://www009.upp.so-net.ne.jp/tatsumi/index.html


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