電子書籍の登場で自費出版が身近に

本日はIC協会の月例セミナーがあり、久しぶりに(今年初めて)参加してきました。講師はIC協会の会員でもある、有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジーの水野操氏。「電子書籍で出版しよう!~『初心者Makersのための3Dプリンター&周辺ツール活用ガイド』を電子出版したワケ~」というテーマでお話しくださいました。

電子書籍はもう5年以上も前から存在していますが、ではそれを自分で出版しようと思ったことがあるでしょうか。ちょっと知っている人であれば難しそうだと思うかもしれません。実は私もそう思っていました。電子書籍といっても複数のフォーマットが存在しますし、とあるフォーマットについて言えばオーサリングツールと呼ばれるソフトウェアも高価で誰でも気軽にという環境ではないと思っていました。事実かつて私が見たものはそうでした。

ところが今日の水野さんの実体験を伺い、今では思っていたよりもかなり手軽に、気軽に電子出版ができる環境が整っているということが分かりました。一方で、内容が伴い、かつ一定のクオリティを保っていないといけないという極々当たり前の話に帰結します。つまり、これまでは出版というと企画を通すことだったり、費用の高さや出版までの日数という障壁になっていたものが、電子出版という新しいプラットフォームの登場によって取り去られ、本質の部分で勝負できる(或いは、せざるを得ない)状況になったと言えるのかもしれません。

もちろんだからといって内容が良ければ売れるかというのはまた別な話で、そういった周辺の話も伺うことができて大変有意義だったと思います。


どんよりバイバイ!ターゲットツリー

本日は第6回TOCfE調布塾に参加してきました。これは毎月1回で全6回開催されるTOCfEのワークショップなのですが、私は最近知ったので最終回にして初参加となりました。

私自身これまであんまり意識していなくて、今日改めて認識したことなのですが、TOCfEつまり「教育のためのTOC」というのはいわゆるTOCから派生した別のものなのだそうです。TOCのツールについてはスタッフの方は「本家TOC」という言い方をされていました。

今回のワークショップで学ぶ思考ツールはアンビシャス・ターゲットツリー。一見すると達成し得ないと思われるような目標を達成するための道筋を付けるためのツールです。3~4名で1つのグループを作り、イソップ童話の「アリとキリギリス」を題材にターゲットツリーの演習を行いました。

この題材が面白く、ある保育士さんが保育園で園児たちにアリとキリギリスの話をして、キリギリスはどうすれば良かったかというような問いかけをしたところ、園児の一人が「キリギリスはアリと結婚すれば良い」と発言したことをヒントに、「キリギリスがアリと結婚する」という目標を設定したのです。演習ではこの目標に対して障害となる事柄を列挙し、それぞれの障害に対してそれが取り除かれた状態を中間目標として書き出します。次に中間目標を優先度順に並べ替え、さらに必要に応じて中間目標を達成するための行動を書き出していくという手順で進めました。

それぞれのグループに分かれて演習を行ったところ、列挙された障害と中間目標がグループ間で異なり、しかもそれぞれに説得力があって面白かったです。もっとも、今回は演習用の題材だったのでちょっとおふざけな内容になりましたが、最後は一人一人のリアルな課題に対してターゲットツリーを試す時間があり、演習としては個人的に身のあるものになりました。まだまだ使いこなすには練習が必要なレベルですが、他のツールと合わせて活用していきたいですね。

TOCfE勉強会に参加してきました

本日は、TOCfE勉強会に初めて参加してきました。TOCfEというのは「教育のためのTOC」というコミュニティがあり、その関東地区の定例勉強会のようです。(正直まだ詳しくは把握できていません)

これまでも何度か述べたように、TOC自体には10年来「ザ・ゴール」をはじめとするゴールドラット博士のシリーズで触れていたのですが、1年前、CCPMのセミナーを受講したことがきっかけで本格的にTOCを理論から実践に移行する段階になりました。ですので、こういった勉強会には今後も積極的に参加していきたいと考えています。

さて、今回初めて出席させていただいてまずビックリしたのが、参加者の皆さんそれぞれが既にクラウドなどのTOCの思考ツールを実践され、それを持ち回りで発表し、また、その発表に対して活発なディスカッションが行われていることでした。これはTOCを勉強している身にとっては楽しい。

その題材もリアルで、例えばクラウドであれば「職場は住居の近くが良いか、遠くが良いか」「理系の学部生に英語を基礎から教えるべきか、論文など応用から教えるべきか」といった対立であったり、また、ブランチであればロシアに隕石が落ちたことと、2000人ほどが怪我をしたことの因果関係を紐解いていったりと、気が付くといつの間にか私も一緒になって意見を交わしていました。

顔ぶれを拝見した限りは、どちらかというと仕事との関係が有る無しに関わらずTOCに興味を持っている人たちが集まっているといった印象でした。初めて参加したにも関わらずいきなり議論に参加できたのはそれこそ思考ツールの威力なのかもしれません。


教育のためのTOC 日本支部