作業に詰まったときの処方箋

仕事に取り組んでいると何かに詰まって作業が止まってしまうことがあります。私自身も時々そうなってしまうことがありますし、一緒に動いているメンバーがそうなってしまったことに遭遇したこともあります。

しかし、何かに詰まってしまった時、視野が狭くなって全く何も見えなくなってしまう人がいる一方で、そのような時でも自分を客観的に見ることの出来る人がいます。もちろん後者の方が建て直しが早く、まるで全てが順調に見えることすらあります。

作業に詰まるレベルにはどのようなものがあるか予め洗い出しておくことで、そういう状況に陥った時に気付きやすくなるのではないかと思い、やってみることにします。上から詰まり度合いが高い状態です。

  • 何をすれば良いか分からない。(取っ掛かり)
  • それは分かるが、どうすれば良いか分からない。(方法論)
  • やり方も分かるが、作業中に問題が発生した。(制約)
    • それは未知の問題である。
    • それは既知の問題である。
  • 問題はないが手際が悪い。(不慣れ、習熟度)
  • スムーズだが分量が多い。(捗っているように見えないだけ)
  • 時間が取れない。
  • モチベーションが低い。

他にもあるでしょうし、もちろん人によっても観点や粒度は異なるでしょう。一度こうやって整理しておくと、何で詰まっているのかが見えやすくなります。何で詰まっているのかが分かれば対処もしやすくなるのではないでしょうか。

雇われないシスアド

昨日はJSDGの研修会が金沢であり、発表者の一人として参加してきました。金沢での研修会は5年ぶりで、とても楽しみにしていました。先月の後半から全国的に寒くなってきましたが、日本海側は特に雪が積もっていました。私は上越新幹線と特急はくたか号を使って行きました。途中の越後湯沢付近はとても雪深く、その景色は圧巻でした。それでも新潟や富山に比べたら金沢は雪が少ないようで、駅から会場までの道中、そして研修中も吹雪く時間帯もありましたが、それ以降は晴れることはないものの天気が崩れることもなく、大変楽しい研修旅行となりました。

さて、研修会では私の他に2名の方が発表されました。トップバッターは私が担当させていただきまして、2人目は北陸電力で水力発電のダムを担当されている方の事例発表、3人目は会社の辞令(?)でスマートハウス(スマハ)についてレポートするため1か月間青森で生活された方の事例発表でした。具体的な内容は事情がありここには書けないことになっていますので割愛いたします。

一方、私は「インディペンデント・コントラクター」についてお話しさせていただきました。私はシスアドの会(JSDG)とICの会(IC協会)の両方に所属していて、実はシスアドとICってぶつからないよなぁと予てから思っていたのです。だったらJSDGのメンバーにICについて知ってもらったらいいのではないか、と考え今回のテーマを決めました。最初はICとは何かという話から始め、ICの持っている特性を紹介して、JSDGの皆さんはそのような特性をお持ちですよね、という風につなぎました。このテーマについては追々このブログでも触れていけたらと思います。

この話に端を発して幾人か共感のコメントや質問をしてくださいました。今回参加されたメンバーも仕事における立場やスタイルは様々ですので、もしかしたらピンと来ない方もいらしたかもしれません。ですが、まずは存在を知ってもらうことから始めて、そのうち「自分もICになってみようかな」と思う人が一人でも出てくれば嬉しい限りです。とはいえICに成ることが全てではありませんし、人によって向き不向きがあるのは事実です。でもそういった自分の性格を見極められるのもシスアドの素養の一つではないかなと思っています。


NPO法人インディペンデント・コントラクター協会
http://www.npo-ic.org/

プリンシプル・コンサルティング株式会社(IC協会初代理事長・秋山進さんの会社)
http://www.principleconsulting.co.jp/

株式会社田代コンサルティング(IC協会現理事長・田代英治さんの会社)
http://www.tashiro-sr.com/