社員を雇うべきか、雇わざるべきか?

昨日24日はIC協会の月例セミナーがあり、久しぶりに参加してきました。テーマは「ICから『社員を雇う』タイミングとは?そして、その陥りがちな落とし穴」というものでしたが、今回は少人数だったので全般を通して参加者同士の活発な意見交換ができました。去年「案件確保と料金設定」というテーマについての講演がありましたが、その続編という位置づけだとのことです。

初めにアイスブレイクとして参加者全員がそれぞれ「どんな話を聴きたいか」という点について順番に発言しました。参加者の中には社員の雇用を検討したことのある方だけでなく、過去に実際に社員を雇用されていた方もおり、序盤から生々しい話になりました。ですので、アイスブレイクを終えたばかりの段階で「もう結論は出てるよね」といった雰囲気になりました。

私は法人化してから「会社を大きくしないのか」とか「社員を雇わないのか」といった質問をされることが増えてきました。やはり「会社経営」という言葉の持つイメージがそういったものなのでしょう。ただ、何も考えずに社員を雇うというのはあまりにもリスキーで、社員を雇うべきかどうかというのはきちんと考えておきたいものです。また、一人で捌ける仕事量には限りがありますので、例えば多少大きな案件に取り組みたいと思った時、社員を雇った方がいいのか、協業という形態でチームを組んだ方がいいのかは悩むところです。そんな背景もあって私は参加しました。

講演者の実体験、また参加者の実体験を聴いている中で、社員を雇うことのメリット及びデメリットの比較があったのですが、どう見てもデメリットの方が大きい。少なくともデメリットの穴を埋めるほどのメリットはなさそうに思えました。別にIC協会のセミナーだからそういう結論になったのでは必ずしも無いと思いますが、クロージングでの参加者の感想を聴く限りでは皆さん同様の思いだったようです。少なくともICとして活動している人は一人で好きなように仕事をしたいからICになったというケースが多いはずなので、社員を雇って別の制約に縛られるくらいなら一人のままでいた方が良いというのは自然な思いではないでしょうか。

仮に社員を雇うとしても、今一人でやっている仕事を拡大していくということではなく、全く別の新しい事業を立ち上げて、初めから従業員を雇うという前提でビジネスを構築していく時ではないのかなと思いました。もちろん、そんな時が来るのかどうかは定かではありません。しかし、そのような心の割り切りができたことは大変有意義でした。


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