ITコーディネータへの挑戦

ちょっと前のことになりますが、私はこの9月から土日を利用してITコーディネータのケース研修(全6日間)を受けてきました。正式な認定は年明けになるのですが、とりあえず研修を修了して試験にも通過したことでITコーディネータに一歩近づいたと言えます。

そもそも私はITコーディネータにあまり興味を持っていませんでした。が、ある日ある方にITコーディネータ資格の取得を強く勧められ、取得を目指すことにしたのです。しかも、私の知らない間にITコーディネータの制度が変わっていて、ケース研修も以前は15日間もあったものが6日間と短縮され、その分資格取得までに必要な費用も抑えられており、以前よりは敷居が低くなった印象を受けました。とはいえ、全く見ず知らずの人と濃密な討議を強制されるというのは、さすがに不安も覚えます。

ケース研修ではどんなことをしたかというと、ITコーディネータには一種の教科書であるプロセスガイドラインというものがあるのですが、そこに定義されているプロセスを一通り疑似体験するというものです。架空の中小企業の設定資料があり、その資料を読み込んでその企業をコンサルティングする…というのではなく、架空のコンサルティングを通してプロセスガイドラインを学ぶというのが主な目的です。

そうは言っても、演習では本来の目的を忘れてつい議論になってしまうこともあり、最初のうちは演習の時間配分が難しく、成果物が最後まで仕上がらないことが多かったです。やはり方法論についての議論というのは楽しいもので、ついのめりこんでしまいますね。しかし、徐々に本来の目的を意識しながら演習を行うことが出来るようになり、枝葉末節の議論は割り切って先に進めるようになりました。ただ、ケース研修を終了したとはいえ、あくまでも疑似体験であるため、これでいきなりバリバリIT経営のコンサルティングができるというわけではないですが、何をすればよいかという全体像をつかんだという感じがしています。

試験の方は11月にケース研修を修了するので、本当は2月ごろに試験を受けようかと思っていたのですが、ケース研修受講生の半数は既に試験に合格していたという事実と、ケース研修の熱が冷めないうちの方が受かりやすいのではないかという考えから、急きょ11月中に試験を受けることにしました。ケース研修の修了から一週間後に試験を設定してしまったので、短期間という制約の中で出来る準備としてはあまりなく、わざわざ問題集を買っても最後までできないだろうと思い、ネットで公開されているサンプル問題や想定問題をひたすら解いてプロセスガイドラインのおさらいに努めました。

これで万事うまく行く、とは思っていませんが、この体験が間違いなく今後の糧になるだろうと思っています。



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