先日、Facebookでシェアされていた記事をたまたま読んで、「これは」と思ったので私の思いを書いてみたいと思います。
(元の記事はこちら)
なにかを本当にはじめるなら一人ではじめよう
私は生まれ育ちが藤沢だったので、
江の島も片瀬海岸も
庭とまでは言わないにしろ
馴染みの深い土地であり、
この記事の舞台である
鎌倉海岸と似たような光景…
つまりいつもサーファーのいる海
というものを見ていました。
ただ、私自身はサーフィンを全くやらないので、
パッと見ただけでは
初心者か上級者かは判別は出来ないのですが、
上級者から見ると初心者サーファーは
海水浴客と同じとみなされるんですね。
かつてプロの料理人に
自炊は「ままごと」だ
と言われたことを思い出しました。
さて、一番気になったのは
サーフィンの場合、初心者なら上級者に連れて行ってもらうか、1人で行くかなんです。絶対ヤバいのは初心者数人で行くこと。
そして同様のことが「起業にも当てはまる」と
実例も交えて展開し締め括っている点です。
私は一人で起業してしまったので実感はないのですが、
状況はよく理解できます。
誰が言い始めたか知りませんが
「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」
という川柳(?)があります。
これは言い得て妙です。
単独では自分の責任で行動するため
絶対にしないようなことを、
複数でつるんでしまうと
裏付けの無い変な安心感が醸成され、
元々そのつもりはなかったとしても
つい油断して判断を誤ってしまう、
そんな習性が人にはあるように思います。
後になって冷静にふりかえると
「何であんなことをしてしまったのだろう」
となりますが、
そうならないようにするためには
一人で取組んだ方が良いということのようです。
似たような話で、
会議にぞろぞろと大勢のメンバーを
連れてくる会社のことを思い出しました。
キックオフ的なイベントの場合はともかくとして、
スタートした案件の打合せでは
各社の担当者が集まれば済む話なのですが、
ほとんどの会社は一人ないし二人出席している中で、
ある会社だけぞろぞろとやって来るのです。
もっとも大きな組織になればなるほど
役割が縦割りになっているから
という言い分もあるでしょうが、
ぞろぞろやって来る本当の理由は
よく分からなくて一人だと不安だから
ではないでしょうか。
だからとにかく関係しそうな部門の人を掻き集めてくるのです。
この記事には
「どうして初心者でつるんで海に行ってはいけないのか。
…(中略)…初心者複数で行くなら、
ひとりのほうがよほど安全。」
とその理由が書かれていますが、
それを「どうしてよく分かってない人が
つるんで会議に参加してはいけないのか」
真似して書いてみましょう。
- ひとりなら主体的に会議に参加する
- ひとりなら事前に準備をしてくる
- ひとりなら議論の流れに気を配る
- ひとりなら後で社内に展開しようとメモする
- ひとりなら判断できないことは保留する
これが複数になると…
- 多くのメンバーがただいるだけの「お客さん」になってしまう
- 何の準備もせず手ぶらで参加してしまう
- 議論について来ない人が一人くらいいても平気
- 他のメンバーがいるからと思ってメモしない
- 判断が必要な場合、その場で内輪の議論が始まる
…と思いつくままに列挙してみましたが、
他にもぞろぞろ会議に参加することの弊害はありそうですね。
会議の場合、サーフィンのように
命に関わるようなことは無いかもしれませんが、
参加する人数分の成果が出ないようなことを
続けていけば業績に影響するかもしれませんね。
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