映画館をイベントスペースとして捉え直すと…

本日の日経新聞に「スポーツ・音楽 シネコンで(3D映像など中継/会場並みの迫力)」という記事がありました。

要するに映画館で映画以外の映像コンテンツを上映して集客しようという試みなのですが、私は以前、映画情報サイトに携わっていたことがあり、こういった上映があることは知っていました。例えばお笑いライブやAKB48などのアーティストのライブ上映などです。この記事を読むと2009年と2010年とで映画以外の上映本数を比較しており、その動きがいよいよ本格化して来たということのようです。

新聞記事によるとこんな背景があるようです。

  • 設備のデジタル化により映画以外のコンテンツを上映しやすくなった(フィルムの設備だとこうはいきませんよね)
  • コンサートなどのコンテンツは映画作品に比べて単価を高く設定できる

私はこの動きには賛同します。というのも、「映画離れ」ということが囁かれて久しいですが、映画で集客できないのなら集客できるコンテンツを探そうというのは、インフラを有効活用する意味で自然な流れだからです。映画館を単なる映画を上映する箱としてではなく、イベントスペースとして捉えた場合、様々な活用方法が考えられるのではと思いました。海外で行われたサッカーのワールドカップの試合が日本のスタジアムで中継された事を考えると、同じ事を映画館で実施しても充分に集客できそうですね。

一方、去年、ある映画作品を観にある映画館へ行った時の話です。普通ならチケットを買う際に座席を決める事になるはずなのですが、そこでは全くの自由席!それもそのはず、作品のせいなのか分かりませんが、土曜日の夕方にもかかわらず座席の2割くらいしか埋まっていない。劇場スタッフも覇気が無く、部外者の私でもこれはさすがにまずいのでは?と感じました。

映画館なのだから映画を、というこだわりを捨てて発想の転換をする勇気。これからも見守っていきたいと思います。


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