今日は文化の日。東京国際フォーラムの地下展示室にて『すてきな言葉と出会う祭典-「言葉の力」を東京から-』というイベントが行われました。
そのイベントは『「言葉の力」再生プロジェクト』という東京都副知事の猪瀬直樹さんがリーダーを務めるチームが主催していて、正直なところ猪瀬さん目当てで参加したのですが、この「言葉」というテーマ自体にも普段から私は考えるところが多く、大変興味を持っておりました。
私は理系の学部出身ですし、言語について以前は苦手意識を持っていましたが、社会に出てからは言葉の大切さを痛感するようになりました。確かにSE・プログラマという職業には理系の考え方やセンスが必須です。ですが、それ以上に言語の能力(国語のスキル)は無くてはならないと考えています。
例えばシステム開発の現場では、仕様書などのドキュメント類がコミュニケーションの手段であり、その文章表現が稚拙であるために現場が大混乱に陥ることが残念ながら起こるのです。システム開発に限らず、作業の指示や依頼、あるいは引継ぎといったことがどんな職場でも日常的に行われていると思います。言語の能力が乏しければ、表現すべきことが表現できずに不正確な内容を伝えてしまい、業務に支障を来たすかもしれません。
ではどうやってその言語の能力を身に着ければ良いのか。それが私が聴いたシンポジウムのテーマのひとつでした。挙がった意見の中でなるほどと感じたのは、言語にも空手やテニスなどスポーツのように【型】がある、だからまずはその型をトレーニングで身に着ける必要があるということ。それに対して私が思ったのは、身に着くまでトレーニングすることが重要ということです。残念ながら学校の授業では紹介する程度で終わってしまいます。
最初から最後までは聴けなかったのですが、私も自身の言語能力を一度棚卸する必要があるなと感じつつ会場を後にしました。猪瀬さんのブログにはさらに写真も交えてイベントの様子が伝えられています。
尚、会場にはステージ以外に新聞社や出版社その他の言葉に関連する企業のブースが出ておりまして、ぐるっと見て回っていたら、会社員時代の取引先の方にお遭いしました。当時はお世話になりましたがその後やり取りは無く、今日偶然の再会。何か導かれてこのイベントに参加したような気がしてなりませんでした。
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