本日はIC協会のセミナーがあり、久しぶりに参加してきました。今回の講演はIC協会理事長の田代さん。テーマは「私のIC論~収益安定化の道のりを振り返り、今後を展望する~」でした。私は田代さんのお話を何度か聴いていますので、そういった意味ではサプライズなお話はなかったのですが、大儲けしているわけでもなければ苦しくもない、そんな安定したICライフを送っておられるその秘密を改めて総括してくださいました。田代さんの考え方で共感しているのはエキスパートではなくプロフェッショナルたれということ。その中で今日学んだことは、エキスパートだと顧客は必ずしも満足しないということでした。少なくともどんな球でも打ち返せる守備範囲の広さは必要ですね。
ICという働き方と安定収入というのは業種・職種によってはなかなか両立の難しいテーマでもあります。ICとして働いたからと言って全てが田代さんのように実践できるわけではありません。こういったセミナーでタメになるお話を伺っても、ではそれをいかに自分に適用するかということは、誰にお願いするでもなく自分で取り組んでいかなければいけない問題であるのです。
今日のセミナーの参加者のある方から、よくICとしてやっていけますねといった言葉をかけられました。なるほど、私が田代さんや諸先輩方の働きぶりを見て一種の憧れや驚きをもって見ているように、ICでない方からすると少なくともICとして数年の実績を持っている人に対しては同じように賞賛というか驚嘆の思いで見ておられるのかもしれません。
いずれにせよ、今回のセミナーを終えて感じたことは、やはり多忙な折にも人と交流する時間を作ることは必要だなということ。そういった何気ないことの積み重ねがICとしての活動を支えることにつながるのだなということです。私自身も調子に波があるので、いつもいつも外に向けて活動できるわけではありません。時には内にこもって思索と自問を重ねる時間も必要です。ましてそういった時間すら取れない日々が続いた後は特にそう感じます。ですので無理せず自分のペースで、ただし危機感を持って過ごして参りたいと思います。