本当のWin-Winソリューションは存在するのか?

ホワイトボードを使って説明する飛田さん

昨日はJSDGの勉強会が霞ヶ関のとあるビルで開催され、参加してきました。今回の勉強会はいつもの研修会と異なり、来月16日に開催する東京研修会でファシリテータとして奉仕するメンバーの訓練の場として企画されたものです。私は今回の東京研修会の幹事の一人ですが、当日もファシリテータとしてご奉仕させていただきます。

研修会のテーマ(公表されているタイトルとは違いますが)は「対立の解消」です。ビジネスの現場に限らず、プライベートでも少なからず対立は起こります。その対立をロジカルに解決するためのツールを実践できるようになっていただくためワークショップ(演習)形式としました。

そのツールとは、故ゴールドラット博士が提唱している制約理論(TOC)における思考プロセスの一つ「対立解消図(CRD)」です。講師はTOCではいつもお世話になっているグローバルオプティマムの飛田さん。今回は10名強の参加者で実際に演習を体験しました。

原理はとてもシンプル。手順に従って問題点と解決策を図示していきます。始めに、言葉が上達していない4歳児でもイラストを使って実践したという例も紹介されました。参加者からもいくつか題材を出し、意見を出し合うなど対立が解消されていく様を皆でシェアしました。飛田さんがお話しされた中で圧巻だったのは、とある高校の女子テニス部を劇的に強くさせたという例。人や組織ってわずかなきっかけでこんなに変われる可能性を持っているんだということを再認識しました。

詳しくは研修会に参加して実際に体験していただきたいと思います。残席わずかですがまだ参加を受け付けております。


日本システムアドミニストレータ連絡会
第19回研修会 詳細情報
http://www.jsdg.org/public/contents/seminar/kensyu19/top.htm

今年も横浜中華街での新年会に参加してきました

中華街

この門をくぐるたび一年という時間の流れの早さを感じます

本日はJSDGの新年会が開催されまして、今年も参加してきました。関東での新年会は毎年横浜中華街の梅林閣というお店で行われ、なんと今年で10回目になるそうです。もちろん参加できない年もあるのですが、やはりここに来ると新年だなぁという気持ちになります。大体いつも20~30名くらいの出席者があります。梅林閣で中華のコースを食した後、横浜ベイシェラトンへ移動してスイーツという流れが出来上がっています。いつも中華でお腹いっぱいになるのでここ数年は2次会は辞退していたのですが、今回は特別話したかった話題があり、急きょ最後まで参加することにしました。

さて、話したかった話題というのはJSDGのメンバーで持ち上がっているちょっとした企画についてです。そろそろ正式に立ち上げようとしていまして、内容についてはもうちょっと煮詰まったらお知らせしたいと思いますが、弊社のミッションの一つでもある「育成」をテーマとした企画です。JSDGは、今は無くなってしまった上級システムアドミニストレータという国家資格の合格者が集まって作ったコミュニティで、――資格区分が消えてからも活動を続けているのですが――なにしろ意識の高い人の集まりでもあるので、そういった方々と単に意見交換をするだけでなく、具体的に企画をするというのはとても刺激になりワクワクするものです。

また、当初話したかった内容以外にも、例えばネットでも話題になっている元投手の桑田真澄氏の体罰論や、部下を褒めるということなどの教育・育成関連のテーマ、また、ユーザとベンダの対立、日本のITビジネスモデル、システム再構築での「あるある」などのIT業界関連のテーマで盛り上がり、充実した新年会となりました。


2013年 どんな年にしたいですか?

あけましておめでとうございます。今年は諸々の都合で本日から本格稼動です。

よく「目標には日付を入れよ」「目標ではなく計画を立てよ」などという提案を目にするのですが、私はそれを年初にやらなくても良いと思っています。どうしても実現しなければならないことであれば自ずと日付は決まってくるだろうし、実現してもしなくても良いものであれば日付を入れたところで私の場合はモチベーションにつながらないのです。

それに年初に綿密な計画を立てるのは――それが1ヶ月以内の話とかでなければ――難しいと思いませんか。大切なことは、実現可否に拘らずに、やりたいことを列挙することだろうと思います。やりたいことの背後には、少なからず成りたい自分の姿のイメージがあります。なので私の場合、前の年に実現できなかったことをもう一度思い巡らせて、まだこれを実現したいと思っているかを自問します。実現したいと思うのなら今年の計画に残し、そこまでの熱意は無くなっていると感じれば計画から外します。

また一方で、実現できたこと、あるいは実現に向けて少しは進んだことというものもあるはずです。「資格の取得」のように実現してしまえばもう必要のないものもあれば「○○の維持」や「○○の新規開拓」など継続して行うものもあります。それらももう一度振り返ってみて、継続して行うのならこれまでと同じように行うのか、あるいはもっと発展させるのかなどを考えていきます。

昨年の最初のエントリにも書いたように、私は比較的ざっくりとした計画を立てる方なので(計画というよりは目標や願望と言うべきかもしれませんが)、今年もゆるゆるとしかし着実に歩んで参りたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。