ITコーディネータの吉田聖書です。
先月末にITコーディネータ協会の主催する研修会に参加しました。
テーマは農業ITで、実際にご自身も就農されている
ITコーディネータの堀さんが講師をされました。
農業とITというテーマはここ数年で注目されていますね。
私もこれまで農業とITに関する講演を何度か聴いたことがあります。
ただ、それらの多くはITのツール(ソフトウェア)に関するものが中心で、
どうやって農業に関わっていけば良いか
という疑問はずっと解消されませんでした。
そこはさすがITコーディネータの研修で、
農業向けのツールについても触れつつ
具体的な農業ITの事例をたくさん聴くことができ、
多少なりともそのヒントが得られたと感じました。
農業ITといっても、
自分が就農するのであればともかく、
外部の立場で支援するということであれば
専門的な農業の知識は
必ずしも必要ないということなんですね。
ITコーディネータはITが分かる経営コンサルであり、
かつ、経営が分かるITコンサルだと思っています。
農業であれ、他の業種であれ、
経済活動をやっていくのであれば
必ず経営的な視点が必要になってきます。
そういった局面で経営課題を解決するための
寄り添った支援ができればと思っています。
さて、農業とITといった時に真っ先に思いつくのが
田畑などにセンサーを張り巡らせ、
最適なタイミングで適切た処置を行うという
IoTの活用ではないでしょうか。
そういう例はメディアなどではよく取り上げられていますが、
実際にはそれだけではありませんでした。
これまでは経験と勘に頼るといったことが多かった農業知識も、
データベース化してナレッジを誰でも活用できるようにすることで
若い人たちが就農するハードルを下げ、
農業の世代交代を促進している例もあるそうです。
研修の中では、一通りの講演を聴いた後、
今後の農業とITの在り方と
ITコーディネータの関わり方について
グループディスカッションを行いました。
今の農業に対する関わり方も考える一方、
世代交代が一通り終わって
ITが当たり前になった将来の農業は
いったいどんなものだろうかと思いを巡らしました。
ここには具体的に書けませんが空想は広がる一方で、
それを実現するためには法律や権利など
様々な課題をクリアしなければいけない
ということも分かりました。
しかし、国や自治体も本腰を入れ農業ITに取組み始めており、
そのために法整備を行った事例もあるそうですので
全くの空想とは言い切れないかもしれませんね。
最後に、余談ではありますが、
ITコーディネータ協会の本部が今年4月に千石から浜町に移転しまして、
私にとっては移転後初めての研修参加でした。
千石の時もお昼を食べるところがあんまりなくて困ってましたが、
浜町もそれほど選択肢が豊富というわけでもないですね。
昼休みに近くを散歩していたら
すごく色の鮮やかな紫陽花が咲いていたので
人目もはばからず写真を撮ってしまいました。
浜町は初めて訪れましたけど、
江戸の下町といった風情の町並みで
今後も時々訪れたいと思います。
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