RPAは生産性の向上に寄与するか

ITコーディネータの吉田聖書よしだみふみです。

今年に入って急に耳にするようになったRPA。
みなさんもどこかで聞いたことあるかも知れませんね。

去る5月13日にAI+IoTのもくもく勉強会に参加しまして、
その際、RPAソフトウェアのハンズオンを行いましたので
感じたことをまとめようと思います。

RPAというのはロボティック・プロセス・オートメーション
(Robotic Process Automation)の略です。
長いですね。なかなか正式名称が覚えられません。
もうごく普通にRPAで通ってしまっている気がします。

ようするにロボット技術を使って
業務を自動化しようという話なのですが、
ロボットと言ってもオフィスにペッパーのようなロボットを導入して
何かの作業を任せようということではなく、
(最初はそんなイメージを抱きましたが)
ソフトウェアのことを指しています。

ソフトウェアを使って業務を自動化するというのは
実はそんなに新しい話ではありません。
テキストエディタやスプレッドシートのマクロであったり、
ちょっとしたバッチ処理で大量データを処理といったケースは
ざらにあったと思いますし、今もあるでしょう。

なので、何故今更そんなことにフォーカスが当たるのか、
最初は正直なところ理解ができませんでした。
IT業界にはそういった焼き直しサイクルがあって、
一旦廃れた(当たり前になって注目されなくなった)けれども
技術的な進歩(イノベーション)をきっかけにして
再度注目を集めるというケースですね。
例えば、動的Webの世界ではFlashに水をあけられていたJavaScriptが
AJAX技術の登場によって息を吹き返した例もあります。

今まではどうしてもプログラム、あるいはプログラムのようなものを
自分で組んで、あるいは誰かに組んでもらわないと実現できなかったことが
プログラムを組まなくても使えるツールが揃ってきたというところが
RPA登場のきっかけとして大きいのではないかと個人的には考えています。
そして一部の製品には最近流行のAI(人工知能)の技術が使われているそうで、
そのこともさらに注目を集める原因になっていると考えられます。
また、働き方改革の一環で語られることも多いように感じます。

前置きが長くなりましたが、
今回ハンズオンを行ったRPA製品はUiPath(ユーアイパス)というものです。
https://www.uipath.com/ja/
こういったRPAを実現する製品はいくつか存在していて
それらについて比較しているサイトもあります。
実際に導入を検討する際には参考にされたらと思います。
例) https://rpa-bank.com/report/5415/

UiPathは普通に大規模な事業者では料金を払う必要のある製品を、
小規模な事業者あるいは研究・検証の用途であれば
無期限に無償で同じクオリティの物を利用できるという点が特徴です。

業務の自動化に取り組む場合、
闇雲に片っ端から自動化しようということではなく、
いろいろ試しにやってみて
これなら自動化できそうだという見極めをした上で
本格導入するというのが基本的な考え方です。

そういう時に、最初から高額な費用が掛かったり、
無償の試用期間があったとしても30日とか90日とかで
その期限が来てしまうようだと充分な見極めができず、
結果的に自動化を断念してしまうということにもなりかねません。
その点ではUiPathは試用レベルから検討を行うのに向いているでしょう。

さて、UiPathの具体的な使い方については割愛しますが、
ハンズオンの内容について触れます。
ちょっと触ってみたというレポートのサイトはそこそこ存在していまして
それらを参考にして次のような処理を組んでみました。

  1. 電卓を起動する
  2. 「1」ボタンをクリックする
  3. 「2」ボタンをクリックする
  4. 「*」ボタンをクリックする
  5. 「5」ボタンをクリックする
  6. 「=」ボタンをクリックする

というこれ自体は非常に単純なものですが、
クリックするボタンを画像で認識するという点が
これまで私が触れたことのある自動化ツールと異なるところです。
実際にやってみて、プログラミングが不要とは言っても
ちゃんと動くようにするには、ある程度の
トライ&エラーの様な調整が必要だということも分かりました。

UiPathの画面と実行後のイメージ

10年以上前に、ある開発の現場でWinRunnerという
ソフトウェアテストの自動化ツールを利用したことがあります。
これはテスト対象のアプリの操作を記録しておいて
同じ操作を自動的に流せるというものです。
回帰テストのようなテストを繰り返しやらせるには最適でしたが、
大変高価な上に使いづらいという難点がありまして、
クリックするボタンはOSの内部的なコードで認識しており
ちゃんと動くスクリプトを書くのに相当な苦労があったようです。

それに比べると(目的が違うので単純に比較できませんが)
スクリプトを書くことなく動かすことができ、
確かに誰にでも使えるユーザインタフェースとなっており、
実用性という面で大きな可能性を感じました。

今後、時間を見つけては使い方を研究していきたいと思います。



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