車窓の移り変わる景色をネタに雑談する対話AIが登場

プロジェクトオーガナイザの吉田聖書よしだみふみです。

先週5月30日に、日本電信電話株式会社(NTT)がニュースリリースを出しまして、走行する車窓の景色をインプットとして、パートナーのように対話をするAIを開発したと発表しました。

ニュースリリースはこちら。

世界初、移動体からの景色や周辺情報に基づく雑談を行う対話AIを実現~新しいカタチのドライビング・パートナーを提案~(2022/05/30 日本電信電話株式会社)

これは今までの対話するAIと何が違うかというと、従来のモデルはテキスト情報だけをインプットとして扱っていたのに対して、新たに開発されたモデルは、次々と移り変わっていく画像情報も含めてインプットすることができるということです。

スマートスピーカーをイメージしてもらえればと思うんですが、こちらが話しかけたことに対して応答するのは従来のモデルで実現できていたんですけれども、逆にこちらから話しかけないとAIもどうしてよいか分からないわけですよね。もしかしたらスピーカーの方からランダムに話しかけてくるというものもあるのかもしれませんが、現在置かれている状況に応じた発話・発言は苦手だったわけです。

ところが、リアルタイムに時々刻々変化する画像情報をインプットとして使えるとなると話は別です。画像認識の技術を応用して、カメラに映る映像が変化したら、それをインプットとして関連する話題を提供するということができるわけです。NTTではそれに加えて、位置情報や地図情報を組合わせて、より適切な状況把握を可能にしているようです。

で、この技術を何に使うかというと、自動車に搭載して、一人でドライブする時の話し相手として、特に居眠りの防止に役立てようということのようです。

私はこのニュースリリースを読んで、「あ、これいいな」と思いました。私は一人でドライブする時にはラジオをつけているんですけれども、ラジオはテレビと比べるとパーソナリティがより身近に感じられて、(さすがに同乗しているような感覚にはなりませんけれども)独りぼっちという感覚は紛らすことができます。そこでこのAIが搭載されれば、一人でも誰かと一緒にドライブしているような感覚になるかもしれないなと思ったんですね。

私は車を手放してからは一人でドライブすることはほぼ無くなりましたけれども、時々旅行先でレンタカーを借りて家族とドライブすることはあります。そうした場合に、最初のうちはみんな起きていますけれども、長距離の移動になると後部座席の子供たちは爆睡しているし、助手席に座っている妻にも徐々に眠気が襲ってきて、一人じゃないのに結果として一人ぼっちでドライブしているということがよくあります。

これは正直参ります。こちらとしては、運転中に眠くならないように、できればずっと話しかけてて欲しいと思います。何か会話をしていれば頭が働きますし、眠くても頑張れるのですけれども、同乗者が先に眠ってしまうともはやどうしようもありません。でもこの新しいAIが搭載されていれば、他のみんなが眠っていようとも会話ができて、それが適切な応答であるほど眠気防止の効果が期待できそうな気がします。


※ この記事は、先日公開した以下の音声コンテンツを基に編集したものです。


ただ、一つ気になる点があります。ニュースリリースで例示されているAIとドライバーの対話についてなんですが、AIが「あ、あんな場所に家があるよ」と話しかけると、ドライバーが「お、どれどれ?」と返します。すると、「ほら、あの山の上のところ」とAIが続けるという対話が紹介されています。これ、同じことを助手席のパートナーに言われたら「運転中なので見れません!」っていつも切り替えしているパターンです。脇見運転は危ないですからね。

そういう時、もし「運転中だから今は見れないけど、後で見たいから写真撮っておいて」って返したら写真を保存してくれる…なんて気の利いたAIだったら更に嬉しいですね。



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