JSDG第19回研修会(東京)無事盛会のうちに終了しました

昨日16日、JSDGの第19回研修会が東京で開催されました。テーマは「『本当のWin-Winソリューションは存在するのか?』シスアド、ビジネス・リーダーのためのネゴシエーション力育成ワークショップ」と題して制約理論(TOC)に基づいた対立解消のプロセスを学ぶワークショップを行いました。会場は日本オラクルの本社があるオラクル青山センターのセミナールーム。こういった研修会が頻繁に開催されている会場のようです。今回、私は幹事の一人として、またワークショップのお手伝いをするサポータの一人として参加いたしました。

会場は終始和やかで盛り上がりました

思考プロセスのツールにはいくつかありますが、今回の研修会ではその中でも「クラウド」と呼ばれる対立を解消するためのツールです。参加者の中には「クラウドコンピューティング」の研修会だと思って来られた方も散見され、実際よく間違われるそうなのですが、TOCのクラウドの方が20年も前に生まれたという由緒があるのです。このクラウドは対立解消図(Conflict Resolution Diagram)とも呼ばれ、CRDと略しても呼ぶようですが、ゴールドラット博士の著書の1つ「ザ・ゴール2」にも登場したのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

TOCの思考プロセスを学ぶということで講師はグローバルオプティマム社の飛田さん。この1年間で私は飛田さんにお会いする機会が増えて個人的にはすっかり馴染んでしまいました。先日行ったサポータ向けの勉強会は、この研修会のために訓練するものでしたが、やはりその成果なのか参加者の方々の描かれたクラウドを見ていると「ああ、ここはこうした方がいいな」というのが見えるようになっていました。ただ、それをストレートに伝えてしまうとせっかく本人が考えようとしている姿勢を踏みにじってしまうことになりますので、あくまでもテキストに忠実に質問を繰り返し行い、ヒントのみを与えて答えは本人に導き出していただくということを心掛けました。

さて、研修会そのものの進行は、最初にJSDGという組織の紹介から始まり、飛田さんにバトンタッチして講義と演習を行い、クロージングセッションを経て、最後は参加者全員によるリレースピーチといった流れで行われました。会場のレイアウトもワークショップということでいわゆるスクール形式ではなく島形式の配置を行い、1つの島に2~3名で腰掛け、1~2つの島に1名のサポータが付きました。演習の時は私も2つの島のサポートを担当しましたが、参加者の理解度がそれぞれ違う中でどこまで適切なサポートができたかわかりませんが、それぞれの方が成果を受け止めておられたように思います。特に最後のリレースピーチは、参加者それぞれの気付きを全員で共有でき、自分だけでは気付かなかったことに色々と気づかせてくれました。

こういった研修会は今後も積極的にお手伝いできたらと思っております。私もまたザ・ゴール2を読み返したくなりました。



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