今年最初の記事で、自社のビジネスを整理したという話を書きました。
前回は「かかりつけ!ITドクター」というITサービスマネジメントを支援するサービスをご紹介しました。最後にご紹介するのは「オンデマンドCIO™」という会社の臨時CIOとしてITを活用した経営をサポートするコンサルティングサービスです。CIO(最高情報責任者)とはIT戦略の策定に関わり、情報システムを始めとするIT資産の最適化と情報の有効活用により経営改革の推進を担う役職です。その役割またはその一部を担うサービスですので、CIOを設置していない中小企業(100人程度まで)を主な対象としています。
なぜCIOが必要なのでしょうか。世の中の変化は目まぐるしく、そのスピードについていかなければ置いていかれるほど厳しいビジネス環境となっています。私自身も社会に出てから20年近くになりますが、随分と様子が変わってしまいました。新しいビジネスも生まれれば、無くなってしまった会社もあります。20年前には出来なかったことで今は当たり前のようにできることもあります。ですから、今まさに携わっているビジネスがうまくいっているからといって、ずっとうまく行くということは無いと考えるのが自然ですよね。だとするなら、次に何をすれば良いのでしょうか。
何をやってもうまく行かないからといって闇雲に施策を打ち出してもあまり意味がありません。軸がブレた指示を社内に出し続ければ現場が混乱し、それによって当初よりも却って状況が悪化しかねません。私は経営者が安定すれば現場の従業員も安定すると信じています。小さい会社だとなかなか難しいのかもしれませんが、企業理念・経営理念がまず重要です。それらの理念を土台として中長期的な経営戦略・IT戦略を立てていきます。IT戦略に基づいて施策を打ち出し、その施策をITを有効に活用して推進することで初めて安定した経営が可能となります。そのためにCIOという役割の存在意義があると言って良いでしょう。
ただ、変化に対応したIT戦略を立て、ビジネスモデルやのビジネスプロセスの再構築の施策を打ち出しても、それを推進し成し遂げることができる人材がいなければ絵に描いた餅で終わってしまいます。既存の情報システムをそのまま利用するにしても、新たに情報システムを調達するにしても、それらの施策を推進し、情報システムを維持管理していく従業員が必要ですよね。
「オンデマンドCIO™」では、情報システムだけでなく従業員のスキルを含めてIT資産とみなし、それらの棚卸を行って変革に必要な要素を洗い出します。いつまでにどのような情報システムが必要で、そのためには誰にどのようなスキルを身に着けてもらえば良いかといった人材育成計画の策定から、必要に応じてIT資源の調達・導入までを外部の立場でサポートいたします。
<迷った時でも安心・納得のセカンドオピニオン>
また、経営には唯一絶対正しい答えはありません。会社の経営者が経営改革の必要性を認識し、あるいは既にITを活用していたり、コンサルタントやITベンダから提案を受けていても、本当にこれで良いのかと不安に思ったり迷ったりして自信をもった決断ができないというケースが往々にしてあると思います。判断が遅れれば施策の効果が狙い通りに現れないということにもなりかねませんので、そういう時は誰か利害関係の少ない第三者に相談できたらいいですよね。
セカンドオピニオンとは、医療においては担当医以外の医者に意見を求めること、あるいはその意見のことを指します。決して医者を替えるということを意味していません。セカンドオピニオンによって、施策や方式の提案を今までとは違った角度からも検討することができ、意見が異なっていた場合には選択の幅が広がりますし、同じ意見であったとしても課題に対する視野が広がり理解が深まることで、より納得した意思決定をすることができるようになります。そういった一時的なご依頼にもオンデマンドにお応えします。
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