好きなことをやって一人でも食べていくには?

今日はIC協会の月例セミナーが開催されまして、参加してきました。今回は「一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」というテーマで、「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか…」という書籍の著者である山口揚平氏がご講演をされました。

今回はタイトルのせいもあってか、IC協会の会員と非会員の比率が半々くらいで(いつもは会員の方が圧倒的多数なのですが)、やはり多くのICの人にとっては「俺はもう一人で食えてるし、関係ない」と思っておられるのだろうかと考えてしまいました。まあ、それは穿った見方だとしても、最初の問いかけで、参加者の中に独立していないし独立する予定もないという方が半分くらいいたのは事実です。

山口氏は活動している分野が私とは全く違うのですが、私と同い年ということもあって勝手に親近感を抱いてしまいましたし、起業家といっても非常に冷静で誠実な人柄を感じ、好印象を持ちました。同じ時代を生きてきたからかお話の一つ一つに共感でき、実は著書について全く予習もせずに参加してしまったのですが、にもかかわらず特に気づきという意味合いにおいて大変有益なお話しを聴くことが出来ました。話し方も論理的かつ哲学的だったためか少なくとも私にとっては理解しやすかったです。

山口氏に対して好印象を抱いた別の理由は、やはり起業しているのに成功体験を強調した話ではなく、むしろ失敗体験が多かったという点。また、いくつかの失敗があったにもかかわらず、ご自分の信念というか軸がしっかりしているために自然と次のステップを見出しているという点でしょうか。また調子の波があったり、悩むこともあると正直におっしゃった点も(当たり前のことかもしれませんが)好印象につながりました。

起業家のお話は、タメになる部分や元気づけられる部分もありますが、成功体験ばかりだと自分とは違う世界の人だみたいに思ってしまうところもありますよね。でも実際には悩むこともあるし、調子の悪い時もある。良い意味で開き直れるそういった謙虚さというのはこれからも忘れずにいたいと思いました。

正直なところ山口氏の話は(会社員時代はM&Aをされていたそうなので)スケールが大きくて、個人的にはまだ消化しきれていないところもあるのですが、「今一番流行っているメディアを選ぶ」というお話はそのとおりだと思いますので、肝に銘じて実践していきたいと思っています。



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