ITコーディネータの吉田聖書です。
前回に引き続きドイツでの話です。
日本でも、初めて行くタイプのお店では
どうやって買い物をし、どうやって支払えばよいのか
分からなくて戸惑うことがあると思います。
その地域なりの習慣や流儀があったり、
それで分からずもたもたしていると後ろで待っている人に迷惑かもしれない
などと思うと余計に焦ってしまいますよね。
今回はそんな、細かいけどちょっと戸惑った、
数字とお金について気づいたことを書きたいと思います。
◆ 小数点にまつわる話
普通に買い物をしている時のことです。
ドイツの通貨は言うまでもなく€ですが、
店頭に掲示してある価格表を見て「やけに高いな」と感じました。
でも実際に支払ってみるとそこまで金額は高くない。
最初はずっと納得できなくて
頭の中にはてなマークが出っ放しでした。
何度か買い物をするうち、
そういえばヨーロッパではカンマは小数点の意味だったな…
ということを思い出しました。
あくまでもこれまでは知識として知っていただけですが、
それがまさにこれだったわけです。
日本では3桁区切りの記号としてカンマを使うので、
それに慣れていると違和感がありますね。
例えば€2,00というのは200ユーロではなくて2ユーロです。
(ちなみにユーロはドイツ語では「オイロ」と読むそうです。)
◆ 手書き数字の書体
価格表の話が出てきたので関連の話題です。
よくお店の前にサインボードが立ててあります。
そこに書いてある手書き文字の書体が特徴的です。
日本でいうと創作系の和食の店で使う毛筆体のような文字が近いでしょうか。
なんとなく可愛らしくて味がある。
特に私が気に入ったのが数字の「1」です。
上の羽根というかヒゲの部分が長く、
パッと見数字の「7」あるいはカナの「へ」に似ています。
全てがそうだったというわけではないのですが、
見かけた手書きボードの半数以上はそうだったかなという印象です。
コンピュータ用のフォントでそういうのが無いか探しています。
◆ ドイツで使われる単位
アメリカに行くと、速度がマイル毎時(mph)だったり、温度が華氏(℉)だったり
日本とは単位が違うので最初は戸惑いますよね。
ドイツはメートル法なので、飲み物の量もリットル(L)、速度表示もキロメートル毎時(km/h)です。
温度も摂氏(℃)の表示でした。
何故か私はアメリカの感覚で捉えようとしていたため
そうか!と気づくまでちょっと不思議な感じでした。
◆ お金に関連した話題
日本では自動改札機のおかげもあってか電子マネーが発達してきています。
私の中でドイツはIoT先進国というイメージがあったので、
さぞかしすごく進んでいるんだろうなと勝手に想像していました。
確かに、ドイツではクレジットカードが使える自販機があるなど、
日本とは違った点もありました。
ですが、意外と日本よりも現金がまだ活躍しているようでした。
例えば、日本でも駅など公共の施設でのチップトイレというのをたまに見かけますが、
ドイツでは駅など公共のトイレは基本有料のようです。
支払機については記憶が確かなら現金決済のみだった気がします。
もしそうなら、現金が無いとトイレにも行けないという状況に陥ってしまいますね。
◆ オマケ)トイレの話
トイレの話題が出たついでに、トイレットペーパーの話を。
日本で普通に売られているペーパーはシングルか、2枚重ねのダブル。
自宅ではダブルを好んで使っていますが、
公共のトイレなどはシングルが多いですよね。
ドイツのトイレットペーパーは分厚い。
いったい何枚重ねなんだろうと思って剥がそうとしてみたのですが、
これがくっついていてうまく剥がれませんでした。
でもきっと4枚くらいは重なっているんじゃないかという厚さでした。
これはこれで、短く切って使えば済むのですが、
日本に比べると無くなるのが早いと言われました。
次回は、よくある質問(よく聞かれた質問)について書こうと思います。
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