ITコーディネータの吉田聖書です。
先日、東洋経済オンラインの
できる人は健全に「他者のせい」にしている という記事を友人がシェアしていたので
それで思い出したことを書きたいと思います。
大なり小なりプロジェクトの最後には「ふりかえり」というもの行います。
いわゆる反省会です。
ただ、この反省会ですが、
やりかたによっては形だけ、表面だけの反省で効果が無かったり、
「アイツが悪い」の応酬でかえって悪影響を残しかねないものです。
どうすればふりかえりの効果を最大限に高めることができるでしょうか。
3つ考えてみたいと思います。
第一は「悪い事だけでなく良い事も取り上げる」ということです。
反省というと悪い点を直すみたいなニュアンスがありますが、
それだけではもったいないです。
良かった点を今後も続けていくために、
あるいはもっと良くしていくためにどうしたら良いかを整理することも
ふりかえりの効果を高めるためには大切です。
第二は「人格あるいは個人のせいにしない」ということです。
確かにある悪かった点について、
個人の言動が原因であるということは往々にしてあることです。
それはチームのメンバーであれば分かっていると思いますので
敢えてそこであげつらう必要はないでしょう。
ここでは「どのようなやり方をすれば、
あるいは、どのような仕組みがあればそれを防げたか」を
きちっと押さえていくことがチームの成長のためにも必要です。
第三は「自分の組織(チーム)以外の外的要因のせいにしない」ということです。
確かに、自分たちのチーム以外のせいで
大変な思いをするということは多々あります。
ですが、「○○社の対応が悪かった」というだけでは次につなげることができません。
ここでは「自分たちのチームがどのような対応をすれば良かったか」を
きちんと整理しておくことで良い教訓が得られます。
このように、ふりかえりは単なる儀式ではなく、
うまくやれば自分のチームの成長の機会となり得る絶好のイベントです。
以前、ふりかえりについての記事を書いていて、
今回それを引用しようと思ったのですが、
それは勘違いで、まだメルマガにしか書いたことが無かったので、
今後こちらのブログでも書いていきたいと思います。
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