鉄道の運行は分かりやすさが一番

プロジェクトオーガナイザの吉田聖書よしだみふみです。

今回はたまには仕事の話を離れて、
趣味の鉄道の話をしたいと思います。

私は藤沢市で生まれ育ちまして、
大学生の頃から都心に出るようになり、
JR中央線を利用していました。
大学を卒業してからも
仕事の都合で中央線を使う機会が多いのですが、
今年の3月14日のダイヤ改正で
(私にとっては)大きな
運行体系の変更がありまして、
そのことについて書きたいと思います。

大学生になりたての頃、
東京駅の中央線のホームは
まだ高架ではありませんでした。

その頃の私の認識では、
東京を起点にして
中央線快速は高尾まで、
総武線快速は千葉まで伸びていて
(但し総武線快速は横須賀線と直通運転をしていました)
一方、各駅停車(緩行線)の場合は
中央線と総武線が三鷹から千葉まで
直通運転をしていました。

しばらくして、それは昼間の顔である
ということを知ります。
例えば飲み会で帰りが遅くなると、
各駅停車のホームに快速線の車両が入ってきます。
これは初めて見た時は衝撃でしたし、
全く意味が分かりませんでした。

そう、深夜と早朝は、
各駅停車の相互直通運転を取りやめ、
総武線は御茶ノ水を起点とした運行を、
中央線は全て東京発になり、
快速と各駅停車が同じオレンジの車両で
運行されるようになります。
そして、各駅停車の場合は各駅停車の
快速の場合は快速のホームに入線します。
だからとっても分かりづらい。
しかも、夜になると黄色の車両でも
三鷹より先まで運転することもあり
混乱に拍車をかけていました。

ところがです。
今年の3月14日のダイヤ改正で、
その混乱した状況が完全に解消されました。

中央・総武線(各駅停車)は、三鷹~千葉間で終日直通運転を行い、中央線(快速)は、東京~高尾間で終日快速運転を行います。

https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191213_ho01.pdf
JR東日本ニュース 2020年3月ダイヤ改正について

中央快速線は、早朝・夜間帯に中央緩行線(各駅停車)経由での運転を取りやめ、終日快速運転をします。

また中央緩行線(各駅停車)の列車は、三鷹~立川間の乗り入れを取りやめ、早朝の武蔵小金井 駅や国分寺駅、立川駅などの始発列車の運転を取りやめます。

総武緩行線(各駅停車)の列車は御茶ノ水駅での折り返し運転を取りやめ、終日直通運転を行います。

https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20191213/20191213_info001.pdf
JR東日本ニュース[多摩版]2020年3月ダイヤ改正について

これは大変喜ばしいことで、
これで東京駅で快速に乗ったつもりが
各駅停車だったという悲劇がなくなります。
中央線利用者にとっては長年のモヤモヤが
ようやく解消されたということでしょう。

また、私は藤沢出身ということで、
昔は小田急線も良く利用していました。
これもまた非常に分かりづらい運行体形で、
各駅停車相模大野行きというのがありまして、
相模大野からはなぜかそのまま乗っていると
急行新宿行きに変化するのです。
一方、新宿駅からは
急行箱根湯本・片瀬江ノ島行き
というのがありまして、
相模大野駅で前6両が箱根湯本行きに、
後ろ4両が片瀬江ノ島行きに分離するという
これも利用者泣かせの難解な運行でした。

どちらも慣れてしまえば
なんてことはないのですが、
さすがに苦情が多かったのか
後者の方は今は存在していません。
(急行が快速急行に変わるというのは
まだあるみたいですね)

逆に、初めて乗った時に
その分かりやすさに感動したのは京王線です。
列車の等級が整理されており、
とても便利に感じたのを覚えています。

地方から出てきた人や外国人観光客にとって
ただでさえ分かりにくいと言われる
東京の鉄道です。
少しずつでもいいから
分かりやすくなるような改善を
続けていって欲しいと思います。



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