プロジェクトオーガナイザの吉田聖書です。
「お友達価格」と聞いてどのような印象を持ちますか。
私は相場より安い価格というイメージでしたが、
実は逆なのではないかという話です。
先日、友人と仕事について話す機会がありました。
その中で「吉田さんみたいな人に頼んで
やってもらった方がいいんだろうけどお金がない(笑)」
ということを冗談で言われたので、
「お友達価格で?(笑)」と
こちらも冗談で返したところ、
お友達価格というと
一般的に安くやるという印象があるけど、
本当は逆なんじゃないか
という趣旨のことを指摘されました。
それを聞いて、
最初は違和感があったのですが、
後からよくよく考えてみると
そうかもしれないなぁと思えて来ました。
つまり、
「お友達だから値切る」のではなく
「お友達だからきちんと対価を払う」
逆方向から見ると
「お友達だから値下げに応じる」のではなく
「お友達だからきちんと対価をもらう」
ということです。
依頼者がどちらの対応を取るかで
本当の友達かどうかが分かります。
というか、どちらがお互いにとって
良い関係を維持できそうかと言うと
考えるまでもないのではないでしょうか。
このことに思いが至った時、
お友達価格 = 値下げというイメージを
抱いていたことを恥ずかしく思いました。
ところで、何故
「お友達だから値下げ」
という発想になるのでしょうか。
一つ言えるのは、
本当はそのサービスや商品を必要としていない
ということが挙げられると思います。
だから、
「本当は必要としていないんだけど、
売れてないんだったら可哀想だから
お友達として買ってあげる。
だから正規の値段より安くしてね。」
というロジックなのかなと推測します。
そうでなければ、ただのタカリですね。
いずれにせよ
そこには相手を尊重する気持ちなど無く、
言ってみれば相手を蔑んで
自分を優位に置く行為ですよね。
でも、そういう気持ちだったら
価値を理解してもらえないのであれば
無理に買ってくれなくてもいいかなと思います。
もちろん、サービスや商品を売る側も
提供できる価値を説明する責任がありますし、
それを理解した上で買ってもらえたら
お互いにとって幸せなのではないかと思います。
その結果、満足して頂けて、
また頼みたいと思って頂けたら
良好な関係を続けていけるのではないでしょうか。
このことについては、
私のように独立して働いている人で
同じようなことを考えている人がいて、
ブログ記事が公開されていました。
いくつかご紹介します。
「友達価格にしてよ」っていう奴は自分の価値を下げてることに気づけ
価格設定の問題は繊細で、
ものすごく神経を使います。
特に駆け出しのころは
実績も少ないから自信も無いので
安くてもいいから買ってもらいたい
という誘惑にかられたものです。
しかし、そんな時にかけてもらった
「安売りする必要はないですよ」
という師匠の言葉を今でも思い出すのです。
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