ワークとライフはどこでバランスするか?

22日付日経新聞の5面に
興味深いインタビュー記事が
ありましたのでご紹介します。
インタビュイーは
元国連事務次長の明石康さん。
在任時には国際ニュースなどで
メディアにも度々登場していたので
顔を見れば「ああ」と思い出す方も
多いのではないでしょうか。

今回のインタビューの内容は
国際問題…ではなく、
最近良く耳にする
「ワーク・ライフ・バランス」
の話題です。
なんでも明石さんは
「ワーク・ライフ・バランス」という
言葉の使われ方に
違和感を覚えていらっしゃるそうです。
確かに「生活が善で、仕事が悪だ」
というニュアンスが感じられますね。

でもそうではなく、
仕事こそが生活だと主張されています。

私も同感です。

ただ、私は学生時代は仕事と生活
(つまりオンタイムとオフタイム)
をきっちり分けたいと思っており、
そうすべきだと考えていました。
それは「仕事=苦しいもの」という
イメージがあったからかなぁと
今振り返ると思います。

大学の職業指導部は、
当時の私にとっては
大して役に立ちませんでしたが、
一つだけ、今ならなるほど
と思えるアドバイスをいただきました。
私が「趣味(オフタイムという意味で)
と仕事は別であるべきだ」と述べたのに対し、
「それも一つの考えだが、
好きなことを仕事にできたら
これほど楽しいことはない」
という趣旨の返答です。
当時の私は
仕事にできる好きなことが無かったので
納得は行きませんでしたが、
言われたことは今でも覚えています。

さて、私はどちらの考え方が正しいか
ということを述べたいのではありません。
「ワーク・ライフ・バランス」が叫ばれているから
こうしなきゃいけない…
という考え方に陥るのは簡単ですが、
仕事と生活とがバランスする
理想的な位置は画一的なものではなく、
人それぞれの仕事や人生に対する
考え方に依存するということです。
そして私たち自身が、
自分にとって快適なバランスポイントを
探っていけば良いのだと思います。



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