新しい肩書きを考えてみた

プロジェクトオーガナイザの吉田聖書よしだみふみです。

あれ?いつもと違うなと思われた方、
いつも読んでくださりありがとうございます。

今まではITコーディネータという肩書を名乗っていましたが、
以前の記事でご紹介した
「ドラッカー理論で成功するひとり起業の強化書」
にあるアドバイスに従って
肩書を変えてみようと思いました。

プロジェクトオーガナイザって何?
って思われた方も多いでしょう。
プロジェクトマネージャと何が違うのだろうと思われるかもしれません。

ITコーディネータは経産省が推進している資格ですし、
中小企業診断士ほどではありませんが、IT経営の専門家としてのバリューがあります。
しかし、ITコーディネータは資格を保有していないと名乗ることが出来ないのと、
「IT」が付いているので、ITの専門家かなという印象を与えます。
それはそれで良いのですが、
今の私にとってはITだけをやりたいわけではないので、
一旦ITは外そうと思っていました。

こう書くと、ITコーディネータの資格の
更新をやめたのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
そういうことではなく、資格は引き続き保有していこうと思っています。

一方でプロジェクトマネージャは
確かにやっている仕事を表現してはいますが、
PMBOKなどによって定義されており、意外と領域が広いのと、
プロジェクトマネージャだと割と一般的で特徴が出ないという課題がありました。

ひとり起業においては、あなたの存在そのものが事業ですので、「肩書き=コンセプト」ともいえます。(中略)多くの人が使う肩書きはあまりおすすめしません。

「ドラッカー理論で成功するひとり起業の強化書」・60ページ

そこで、プロジェクトを支援するのだけれど、
どういった局面を支援したいのかということを考えてみました。

プロジェクトというのは
立上げフェーズ、計画フェーズ、実行フェーズ、終結フェーズ
という4つのフェーズから構成されています。
一般的にプロジェクトマネジメントと言って
連想されるのは実行フェーズではないでしょうか。
いわゆるプロジェクトが炎上するのも実行フェーズです。
毎日の進捗管理、課題管理を行っているイメージは
多くの人が関わる実行フェーズです。

しかし、
どのようにマネジメントを行うかというのは
計画フェーズで決めることです。
「段取り八分」という言葉があるように、
計画を立て切ってしまえば
プロジェクトマネージャの仕事の8割は
終わったも同然ということです。
つまり、立上げフェーズから計画フェーズを支援すれば
そのプロジェクトの成功確率はグッと上がるということです。

プロジェクトの計画フェーズでは
やるべきことやリスクを洗い出します。
そして何よりプロジェクト体制を構築します。
そういった内容を整理して牽引していく立場として
「オーガナイザ」という単語を捻り出したのです。

organize という単語には
(活動などを)準備する、整理する、(チームなどを)まとめる
といった意味があります。(ロングマン英和辞典より)
manage よりも、もっと具体的な行為を
イメージしやすいのではないかと思いました。
「情報を整理して、チームをまとめてプロジェクトを準備する」
といったところでしょうか。

もちろん、ずっとこれで行くかは分かりません。
来週には気が変わっているかもしれません。
ただ、弊社を良く知らない人が見て、
何をやってくれる人なのかを連想しやすい言葉を
これからも探し続けていこうと思います。



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