計画を立てる計画を立てる・前編

プロジェクトオーガナイザの吉田聖書よしだみふみです。

このタイトルはコピペミスではありません。
「計画を立てる」ことの計画を立てましょうという話です。
そんなことしたことない、あるいは
させたことがないという人向けの記事です。
長くなるので2回に分けてお伝えします。

例えば、
企画部門に新たに配属された担当者が、
初めて企画を任されてプロジェクト化が決定し、
さて、いよいよプロジェクトを立ち上げよう
というシーンを想像してください。
その担当者がプロジェクト計画を作れと言われても、
上司や先輩からの具体的なアドバイスがなければ、
計画といっても何をどうして良いか、
きっと途方に暮れてしまうと思います。

そんな時、
「計画を立てる」ということが
具体的に何をすることなのかをブレイクダウンしていって、
それらを誰がいつまでに実行するのかを決めることが
当座のゴールとなります。

もし、所属している組織が、
ISO9001の認証を取得しているか、
取得していなくても
社内のマネジメントシステムが
機能している組織であれば、
プロジェクト計画書のフォーマットが決められているか
少なくともサンプルは存在すると考えられます。
ですが、もし、マネジメントシステムがなく、
これまで何となくやってきた組織の場合は、
おそらく戸惑うと思いますので、
これを機会に
フォーマットを作ってしまうことをお勧めします。

まず考えなければならないのが、
どういう状態になればプロジェクトをスタートできるのか
ということ。
その準備ができた状態にするのが
計画フェーズということになります。
計画が承認されて、
いざ、プロジェクト開始となっても、
ある要素が揃っていないために
始動できないということがあっては
現場も困りますよね。

ですので、それらの必要な要素を
プロジェクト計画書の章立てとして
まず見出しを作ってしまいましょう。
そうすれば、それらの具体的な中身を決めて
執筆すれば良いということになります。
言うまでもないことですが、
テンプレートを埋めただけで
実体を伴わないような計画は無意味です。
実体がまず決まって、それを文字で表現する
という順序でなくてはなりません。

プロジェクト計画の中身ですが、
これは組織によって求められるレベルが異なります。
計画フェーズに投下できるリソース(人・物・金)の多少によっても
書きぶりは変わってくる可能性があります。
当然、承認されるまでに
差し戻されることもあるでしょうから、
早め早めのスケジュールを立てたいものです。

くどいようですが、
所属組織のフォーマットがあるのであれば、
まずはそれに従うのが良いでしょう。
フォーマットがない場合の
具体的な内容については
次回お伝えしたいと思います。



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