JALがタッチパネル式端末を非接触に改造

プロジェクトオーガナイザの吉田聖書よしだみふみです。

日本航空が3月22日に発表した内容です。
私は普段飛行機は使わないので
おそらく数回しか利用したことがないのですが、
空港に自動チェックイン機ってありますよね?
それはタッチパネルで操作するのですが、
そこにセンサーを取り付けることで
タッチパネルに直接触れないで
画面を操作できるようにするということです。


※ この記事は、先日公開した以下の音声コンテンツを基に編集したものです。


これ、何が画期的かというと、
タッチパネルなのに非接触というところだけではなく、
非接触を可能にするタッチレスセンサーを
後付けできるというところでしょう。
つまり、わざわざ非接触用の端末を
新たに製造するということではなくて、
今あるタッチ式の端末は生かしたままで
非接触でも操作できるように改造できる
ということなんです。凄いですね。

このタッチレスセンサーですが、
日本エアロスペース社という
伊藤忠商事の100%出資の会社が開発した
「Air Click」という商品でして、
赤外線を利用して
指の細かい動きを認識できるという優れものです。

赤外線センサーというと、
私が真っ先に思い浮かぶのが自動ドアです。
もっとも、昔の自動ドアは
マットみたいなのが置いてあって
それを踏むとスイッチが入ってドアが開くというものでしたが、
最近では赤外線方式が多いと思われます。

そういった自動ドアに使われるセンサーは
ある意味人がやってきたかどうかだけを
感知できれば十分に機能するので、
それほど精度が高くなくても全く問題ないのですが、
端末の画面を操作するとなると
よっぽど精度が高くなければ誤作動の恐れがあります。
ですが、この「Air Click」は
高精度の赤外線センサーを採用しており、
誤作動が少ないという点が特長なのだそうです。

タッチレスセンサー”エアクリック(Air Click)”
(日本エアロスペース社)

今回のニュースは日本航空からの発表でしたが、
この技術は応用範囲がかなり広いと思います。
日常生活で触れる可能性がある
タッチパネルの端末は結構存在します。
コンビニにあるマルチ端末、駅の券売機、
レストランや金融機関の入り口で
受付票を発行する機会も以前は専用機でしたが
今やタッチパネルを多く見かけます。
そもそもATMがタッチパネルですね。

このように不特定多数の人が
触れる可能性のある端末は
このセンサーを装着する
余地があるということです。

まだこれが最初なので
そういった端末を操作するチャンスがなく
普及するにはまだまだ時間がかかりそうですが、
私たちも非接触での画面操作に
そのうち慣れていく必要がありますね。



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