良いものも 発信しなければ伝わらない 和綴じ・和傘の魅力


ITコーディネータの吉田聖書よしだみふみです。

先週の金曜日の夜、
清澄白河のリトルトーキョーで開催されている
「しごとバー」というイベントに参加してきました。

この日は、以前、お目にかかった
蒲勇介さん(NPO法人ORGAN代表)が
岐阜から来られるということで
久しぶりにお会いしたいと思って足を運びました。

そもそも しごとバー というのは
そういった様々な職業の方を招いて
その方々とお酒を飲みながら話をするという
私にとっては初めて体験するスタイルのイベントです。

この日の しごとバー は
和傘と和綴じナイト」というテーマで、
ORGANが運営する 長良川デパート で販売されている
和傘や文具などを作る職人さんのお話が聴けるというものでした。
およそ20~30人くらい参加されていたでしょうか。

蒲さん以外には
長良川デパート湊町店 店長の河口郁美さん
和傘職人の河合幹子さん
和綴じ製本職人の有藤加奈子さん
がいらっしゃいました。

河合さんも、有藤さんも
元々は全く違うお仕事をされていたそうですが、
ご実家がそういった職業をされていたため
すんなりと転向できたそうです。

有藤さんは製本を受注するだけではなく、
長良川デパートで販売されている
和綴じ製本技術を応用して
iPhoneケース、ストラップ、ノートなどを製作されています。
この日もイベント会場にいくつか即売用に展示され
どなたかが買っていかれました。

また、和綴じや和紙の良さを広めるために
ワークショップを各地で開催されています。
小学生でも1時間くらいあれば完成できるとのこと。
実際にこの日も和綴じ製本を実演してみえました。

河合さんは和傘職人になられて3年程。
仐日和」というオリジナルのブランドを展開されています。
和傘ってすべての工程を一人で行うわけではなく、
河合さんの場合は、組立てられた状態の骨組みを仕入れ、
外周の和紙を張るところからスタート。
糸かがりや油を引くといった作業を経て仕上げていきます。

この日、実演こそありませんでしたが、
実際に製作された和傘を何本か展示されていました。
自由に触れて写真も撮って良いということでしたので
何人かの方が傘を差した状態で写真を撮ってもらっていました。

和傘もかつての日本では普通の産業だったと聞きます。
工業化によって傘も安く手に入るようになりましたが
その品質にはあまり目を向けられなくなってますよね。
ビニール傘って急に雨に降られた時には
サッと買えて便利ですが、
数か月経つと目に見えて質が落ちますし
ほぼ使い捨てという扱い。

和傘のように質の良いものを
末永く使っていくというライフスタイルも良いものですね。
河合さんは、これまで業界として
あまり情報発信して来なかったと言われました。
そこで今はこうして精力的に発信を続けておられます。

little_tokyo

イベントそのものは2時間ほどでしたが、
始まってから気が付いた時には1時間半が経過しており
あっという間のとても楽しい時間でした。

お酒も岐阜の地酒をいただきまして、
長良川おんぱく の最新パンフレットを眺めながら
また訪れたいと岐阜への思いを馳せました。

それにしても このイベントスタイル
申込や参加費はなく、1ドリンク必ず注文するというもの。
いつ来てもいいし いつ帰ってもいい
ある意味とっても縛りが緩い、
まさにバーのような感覚ですね。

会場は入り口も壁もガラス張りで
この日は和傘をディスプレイしていたためか
通りがかりの外国人が興味深そうに
外からちょっと眺めて帰っていきました。

リトルトーキョーでは
ほぼ毎日のように しごとバー を開催しているそうなので
時々イベントカレンダーを眺めて
興味のあるテーマの時は立ち寄ってみようかなと思います。

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