ChatGPTで生産性は向上するのか?

プロジェクトオーガナイザの吉田聖書よしだみふみです。

ChatGPT、流行っていますね。連日、SNSだけではなく、従来の大手メディアでも取り上げられていて、今年の流行語大賞を取ってしまうのではないかという勢いです。
今回はGW企画として、このブログでもChatGPTについて取り上げたいと思います。

以前から、AIが私たちの仕事を奪うのではないかとメディアが騒ぎ立てていましたが、ChatGPTの登場でそれがいよいよ現実のものになったとする意見もあります。

私が使ってみた大雑把な感想として、プロに頼むほどではないけれど自分ではスキルが不足している作業を支援してもらえる存在というイメージを持ちました。ガチでプロがやるレベルの仕事はまだ難しいのではないかと感じています。逆に言えば、プロに頼むほどの仕事ではないんだけど、他にいないからプロに頼んでいたというレベルの仕事は無くなるかもしれません。

私が具体的に何をしたかということですが、久しぶりにプログラムのコードを書いたんですよ。何のプログラムかは守秘義務があるので書けないのですが、その手のプログラムはこれまでにも度々必要に迫られて作ったことがあります。自分の仕事をサポートするプログラムと言えば良いでしょうか。書かなければいけないコードのボリュームとしては大したことありません。普通だったら2~3日くらいで出来てしまうレベルだと思います。

ただ、あまりに久しぶりだったので、最初から躓いて一度は作業を中断して先送りにしていました。なので、ある程度まとまった時間ができたら腰を据えて取り掛かろうと思っていました。そうは言っても、かなり調べながら取り組まなければいけないだろうということは予想していましたし、覚悟していました。だったら「ChatGPTを使ってみたらどうだろう」と思い立ったという訳です。

これまでだったら、検索エンジンでキーワードを入れて調べていました。大抵はサイトごとに特定のプログラミング言語についてのページがまとまっているので、それかプログラミング言語の公式サイトを利用することが多いです。ただ、どうしても情報が断片的なので、複数のページを見てやりたいことが実現できそうな情報をかき集めて、最終的に仕様に合わせたプログラムを書くことになります。それでも、一発で動くことはまずないので、そうしたらまた別の情報集めてまた試すといった試行錯誤を繰り返します。

ところがChatGPTに「●●するコードを書いてください。」というリクエストを送ると「以下は●●するコード例です。」といってパッとサンプルコードを返してくれます。しかもそれは一発で動いたのです。しかもサンプルコードの後に「このコードでは~としています。」という補足説明や「~すれば~することができます。」という追加情報を添えてくれるので、次のアイデアにつながりやすいと感じました。

また、自分でコードを書き進めて行ってエラーが発生した時「コードを実行している時に次のエラーが表示されました。これを解消する方法を教えてください。」と送ると、解決方法をサンプルコード付きで返してくれます。コードがない場合でも、可能性のある方法をいくつか提案してくれるので、デバッグも早いし全体的な生産性は高いと感じました。

ただ、1点だけ困ったことがあります。それは、ライブラリの仕様上不可能なことを、あたかも可能であるかのようなサンプルコードを提示してきたのです。最初はそのまま実行して動きませんでした。いくつか視点を変えて質問すると、異なるサンプルコードを返してきたのですが、どれも上手く行きませんでした。ここは、普通に言語仕様のページを参照して、最終的にどうも無理そうだと判断しましたが、その判断に至るまでに10回ほど質疑応答を繰り返しました。

仕方ないので、全く別のアプローチを考えて実装しましたけれども、この、方式設計レベルの提案は、もしかしたらまだChatGPTには難しく、人間側が引き出しを持っていないと対応できないかもしれないと思いました。ChatGPTは「~することはできますか?」って質問されると「できません」とは答えないのかもしれません。(これは内容に因るか)

これはほんの一例です。実際にはもうちょっと紆余曲折を経て、プログラムは1日で完成しました。当初2~3日と見積もっていたので、生産性はかなり高まったと見て良いのではないでしょうか。ただ、普段からそのプログラミング言語を使いこなしている人にとってはChatGPTを使っても生産性の向上は見込めないかもしれません。つまり、普段から使っているわけではなく、相当ブランクがあって、何をするにも調べながらやるような状態の人にとっては、その調べる時間がかなり短縮されるということです。

逆に、全くのド素人や初学者だとChatGPTの助けを借りてもプログラムを完成するのは難しいのではないかとも感じました。ChatGPTがしてくれるのはあくまでも提案なので、それをどう使うかの判断が素人や初学者には難しいと思うのです。ただ、ChatGPTはどんな質問にも答えてはくれるので、気が済むまで格闘を繰り返したらよいと思います。

以前、このブログのある記事をChatGPTに要約してもらったことがあるのですが、全く間違いではないけれども、自分が強調したいポイントとずれていていまいちだと感じました。しかし、今回のようなプログラミングについての質疑応答は、非常にChatGPTにマッチした用途だと言えます。



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