失敗はできないから新しいことが出来ないという呪縛

ITコーディネータの吉田聖書よしだみふみです。

マネジメントをサポートするという職業柄、
管理職・マネージャー職の方から
業務上の様々な課題について相談を受けます。
相談の内容は様々ですが、
現状ではやや行き詰まりを感じており、
どうにかしたいと思っておられる方ばかりです。

そんな時、相談者との会話をヒントに
これまでとは違うやり方を試してみるよう提案することがあります。
それが受け入れられる時もあれば、そうでない時もあります。
そうでない時というのは
「失敗はできないから、新しいことを試せない」
という思いを抱えておられます。
その気持ちは理解できます。
数字に責任を持つ立場であれば尚更です。

「やり方」というのは、
考え方、手法、ツール、フレームワーク
などと読み替えても良いですが、
現在のやり方で成功が約束されているのなら、
敢えてやり方を変える必要はありません。
それではうまくいかないから、
別のやり方を試してみようかな
という気持ちが芽生えるのです。

一方で、慣れたやり方から逸脱するのは勇気が要ります。

なぜなら、新しいやり方も成功を約束するものではないし、
そんなやり方は存在しないからです。
それに成功するやり方が必ずしも楽だとは限りません。

あと、やり方を変えられるかというのは、
職場の雰囲気やビジネス環境にも依存します。

変化の激しいビジネスであれば、試すことが日常であり、
そうしなければ前に進まないので変えざるを得ませんが、
比較的安定したビジネスであれば、
皆が挑戦よりも安定を望みがちだということです。

時々「そんなのうまく行くはずがないよ」と言われることもあります。
失敗の経験がその呪縛を余計強めてしまうとしたら、残念なことです。

気が滅入ることですが、
ただ、より成功に近づくやり方はあると考えています。

ですので、呪縛を克服していきたいと思うのであれば、
やってみたいなと思う要素を少しずつ取り入れて
計画的に改善していけば良いと思います。
一気にガラッと変えてしまうと
失敗のリスクも大きくなるからです。



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